ポルトガル問題
会議設定
議題:ポルトガル統治領に関する問題(Question Relating To Territories Under Portuguese Administration)
議場:第18会期安全保障理事会
史実決議:S/RES/180
設定日時:1963年7月31日
使用言語:日本語
会議参加国数(予定):15か国
募集人数(予定):15〜30人
フロント
会議監督:須賀亮太(日吉研究会・慶應義塾大学商学部商学科・3年・神メン)
議長:長田華(日吉研究会・慶應義塾大学法学部法律学科・4年・神メン)
秘書官:福田剛(日吉研究会・横浜市立大学国際商学部国際商学科・4年・神メン)
秘書官:三宅薫純(神戸研究会・神戸大学法学部法律学科・4年・神メン)
秘書官:岡村優陣(日吉研究会・慶應義塾大学法学部政治学科・3年・老メン)
参加者へのメッセージ
こんにちは、会議監督の須賀です。
各項目でごちゃごちゃいろんなことを言っていますが、結局伝えたいことは、会議に対して丁寧に向き合ってほしいということです。一つ一つの思考や会議行動を丁寧にやっていけば、それが基礎力や実力をのばすことに繋がります。丁寧に向き合うためには、たくさん考えて、たくさん悩まなければなりません。そして、丁寧に向き合っていくなかで、上手くいかないことや乗り越えなきゃいけない壁などの課題に気づいていくと思います。そんな目の前の困難にも、「やってみなはれ」の精神で闘ってほしいなと考えています!
フロント一同、みなさんがこの会議を通して成長できるように精進します!コンセプトやフロントに共感した方、アプライしてみなはれ!会議が終わったら打ち上げで盛り上がりましょう!
会議コンセプト
やってみなはれ ~やらなわかりまへんで~
「失敗を恐れずに愚直に闘う」ことを軸に3つのポイントに挑戦してほしいなと思います。
①『シンプルな枠で実力を発揮する』
シンプルな枠(議題・会議設計)であればあるほど、そのデリの本来の実力が見えやすいです。それぞれのデリが無駄な会議設計なくして本気でぶつかり合える環境を提供します。
②『いっぱい考えて、いっぱい悩む』
枠はシンプルですが決して簡単とは言えない議題になっています。準備段階でも当日でも思考の量や質のどちらも要求されます。「いっぱい考えて、いっぱい悩む」、そんな逃げずに丁寧に会議と向き合い、難しいことにも闘う癖を身につけていただきたいです。
③『基礎と向き合う』
どの年代であっても基礎を身につけて忠実にこなすことは課題であると思います。基礎は簡単ではないですし、一回の会議で身につくものでもないです。基礎力とは、複雑な情報をシンプルに有機的に整理する力、知識を正しく運用する力、核を捉えた戦略的な議論や交渉ができる力、ものごとをわかりやすく相手に伝えられる力など、いわゆる論理的思考力や戦略的思考力、運用能力などのことを指すと考えています。特に新メンはだいたい一年経ったこの時点で、もう一度自分の基礎力を見直し、一つ一つの思考を丁寧にしていただきたいと思います。なんとなくで発言、行動せず、意味や論理を伴った会議行動ができればよいと思います。
どんな会議でも通用できるような基礎力を見つめ直すことで来年以降の自分の成長につなげられるよう、難解な基礎と愚直に向き合い、身に着けられるように格闘してほしいと思います。
議題解説
本会議はアフリカで植民地支配を継続しているポルトガルに対して安全保障理事会がどのような措置を採るのかを議論する会議となっています。主に安保理の権限に含まれる第7章の強制措置に関する事項を中心に議論していただきます。
ポルトガルはモザンビークやアンゴラなどを「海外州」と称し、自国の正当な領土の一部として統治していました。しかし、実際にはアフリカの人々が低賃金で労働を強いられていたなど実態は植民地支配のようなものでした。これに対して、1960年代以降のアフリカ諸国の独立の機運に伴って、植民地支配の継続に対して国際的な圧力が高まっていきました。しかし、ポルトガルのアフリカ領のもつ経済的利益や東西対立における地理的重要性を認識している西側がポルトガルを擁護していることから植民地支配の継続を止めるのが困難となっていました。このように本会議の対立軸のメインはポルトガルを擁護する西側と植民地支配を止めたいアフリカの対立になってきます。また、そこに西側諸国を非難したい東側陣営や憲章・法の正統性を重要視している南米諸国などが組み込まれています。
本会議では根深い対立は存在するものの、どの国も合意形成の意識をもっており最終的な成果を生む必要があります。ベーシックでシンプルな会議設計の中で、戦略的に合意形成を行うことが求められます。
論点解説
安全保障理事会がポルトガルに対してどのような措置を採るのかという大枠の中に二つの争点があります。それは①措置の性質と②措置の中身です。
【①安保理が採る措置の性質】
安保理が採ることのできる措置の性質には法的拘束力を有するものとそうでないものの二つに大別でき、それぞれは憲章第6章と第7章を根拠としています。この論点では憲章理解をもとに、ポルトガルの植民地支配に対してどのような措置の性質を求める必要があるのかを議論していただきます。
【②安保理が採る措置の中身】
安保理が採ることのできる措置の中身には、第6章のような平和的手段から、第7章にある経済制裁や軍事的措置があります。具体的には、経済的措置であれば禁輸措置や経済援助の停止などが挙げられます。こちらも争点①と同じく、憲章理解をもとにポルトガルの植民地支配に対してどのような措置の中身を採る必要があるのかを議論していただきます。
これらの二つの争点を中心に、憲章第6章や第7章、内政不干渉原則や自決権などの法的概念をもとに議論することで、最終的にポルトガルに対する措置を決定していただきます。
国割
英・米・仏・ソ連・中華民国・ブラジル・ベネズエラ・ガーナ・モロッコ・ノルウェー・フィリピン・チュニジア・リベリア・マダガスカル・シエラレオネ
原則シングル、ペアも歓迎
会議の特徴
【①ベーシックでシンプルな会議設計】
みなさんには自身の基礎を見つめ直していただきたい、実力を発揮していただきたいということで、冷戦期であることやわかりやすい対立構造や争点を設定させていただきました。そのためクライシス会議や二議場制会議などのような特殊な要素によって自分の基礎的な実力が試せない、鍛えられないということはありません。ベーシックでシンプルな会議設計であるため、基礎力や実力を伸ばしやすく、次の会議にも反省点を繋げやすい環境になっています。
【②小規模で温かいサポート】
一人一人のデリとしっかり向き合うためにデリの人数を少人数に設定しています。それはフロントとデリが密接なコミュニケーションをとりながら会議準備を進めていきたいからです。また、会議当日では人数が多すぎることで議論や交渉が煩雑になるということはありません。
【③みんなに優しい議事進行】
会議当日では、各国の主張はどのようなものなのか、何のためのどのような議論なのか、どのような争点が存在しどの部分をどのように交渉する必要があるのか、などのような議論や交渉の解像度や方針をわかりやすくデリに提示できるような議事進行を行います。そのため、デリが迷子になったり、本質的でない議論に進んでいくことはありません。議論を理解することに全力を注ぐのでなく、デリが主体的に主張を行い会議を動かしていく環境を提供します。
対象とする参加者
実力を試したい方、基礎を見つめ直したい方、ステップアップしたい方、自分の模擬国連に不安のある方などフロントやコンセプトの考え方に共感した方のアプライをお待ちしてます。新旧老神超神、すべての世代の人大歓迎です!